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機會
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をり
ふりがな文庫
“
機會
(
をり
)” の例文
新字:
機会
妻
(
つま
)
も
唯
(
たゞ
)
一人
(
ひとり
)
の
兄
(
あに
)
であれば、
能
(
あた
)
ふ
事
(
こと
)
なら
自
(
みづか
)
ら
見舞
(
みまひ
)
もし、
久
(
ひさし
)
ぶりに
故山
(
こざん
)
の
月
(
つき
)
をも
眺
(
なが
)
めたいとの
願望
(
ねがひ
)
、
丁度
(
ちやうど
)
小兒
(
せうに
)
のこともあるので、
然
(
しか
)
らば
此
(
この
)
機會
(
をり
)
にといふので
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
「ぢや、
鹿爪
(
しかつめ
)
らしく
云
(
い
)
ひ
出
(
だ
)
すのも
何
(
なん
)
だか
妙
(
めう
)
だから、
其内
(
そのうち
)
機會
(
をり
)
があつたら、
聞
(
き
)
くとしやう。なに
其内
(
そのうち
)
聞
(
き
)
いて
見
(
み
)
る
機會
(
をり
)
が
屹度
(
きつと
)
出
(
で
)
て
來
(
く
)
るよ」と
云
(
い
)
つて
延
(
の
)
ばして
仕舞
(
しま
)
つた。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
最初はできるだけ
機會
(
をり
)
を外すもんだよ。外すさへすりや、もう汚らはしいことを
□
(
一字アキ
)
なくなると思ふの。ところが、ほら此麼ところにゐると毎日いろいろなことを見るでせう。
蒼白き巣窟
(旧字旧仮名)
/
室生犀星
(著)
「お雪の父親の紋三郎を殺したのは、林三郎の仕業だよ、お雪は多分母親からそれを聽いて居たのだらう。林三郎が徳右衞門の番頭になつて入ると、三年の間
機會
(
をり
)
を待つたのだ」
銭形平次捕物控:273 金の番
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
女子
(
をなご
)
の
盛
(
さか
)
りは
十年
(
ととせ
)
とはなきものになるに、
此上
(
こよ
)
なき
機會
(
をり
)
を取り
外
(
はづ
)
して、
卒塔婆小町
(
そとばこまち
)
の
故事
(
ふるごと
)
も有る世の中。重景樣は御家と謂ひ、器量と謂ひ、何不足なき好き縁なるに、何とて斯くは
否
(
いな
)
み給ふぞ。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
▼ もっと見る
夫人はわれと杯を
打碰
(
うちあは
)
せて、意味ありげなる目を我面に注ぎ、これを
乾
(
ほ
)
さばや、
好
(
よき
)
機會
(
をり
)
のためにと云ふに、我友
點頭
(
うなづ
)
きてげに好機會は必ず來べきものぞ、屈せずして待つが
丈夫
(
ますらを
)
の事なりと云ふ。
即興詩人
(旧字旧仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
機會
(
をり
)
がなくて愚圖々々して居るうちに、多見治の方がお吉を殺してしまつたと聽いて、江戸へ引返すと見せて、戸塚から引返し、片瀬の宿で、醉つ拂つた多之助に仕掛けをして
縊
(
くび
)
り殺し
銭形平次捕物控:305 美しき獲物
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
機
常用漢字
小4
部首:⽊
16画
會
部首:⽈
13画
“機會”で始まる語句
機會主義者