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早々
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そう/\
ふりがな文庫
“
早々
(
そう/\
)” の例文
伯父が
住
(
すま
)
いました其の家は他人に譲りましたから、
早々
(
そう/\
)
立ちまして、せめて今夜は遅くも亀有まで行きたいと出かけまする。
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
と、二川、僕の視線を
眩
(
まぶ
)
しそうに避けて、話したくない様子なのだ。仲直りをして
早々
(
そう/\
)
、又気持を悪くさせてもいけないと思って、僕は直ぐ話題を変えた。
黄鳥の嘆き:——二川家殺人事件
(新字新仮名)
/
甲賀三郎
(著)
といつて、
私
(
わたし
)
はきよとりとした。——これは
帰京
(
ききやう
)
早々
(
そう/\
)
お
訪
(
たづ
)
ねに
預
(
あづ
)
かつた
緑蝶夫人
(
ろくてふふじん
)
の
問
(
とひ
)
に
答
(
こた
)
へたのであるが——
実
(
じつ
)
は
子
(
ね
)
の
口
(
くち
)
の
宿
(
やど
)
が
洋燈
(
ランプ
)
だつたので、
近頃
(
ちかごろ
)
余程
(
よほど
)
珍
(
めづら
)
しかつた。
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
寒いって
胼胝
(
あかぎれ
)
だらけな足を上げて、
立
(
たっ
)
て居て
踵
(
かゝと
)
をあぶるので、旦那はすっかり怒って仕舞って
早々
(
そう/\
)
お
暇
(
いとま
)
になりました、実に女だけは江戸に限ります
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
相談は早いが
宜
(
よろ
)
しい、何でも命を助けた恩人が頼む事だから、貴方の方でも
嫌
(
いや
)
とは仰しゃれまい、
殊
(
こと
)
に結構な事で、此の上も無く
目出度
(
めでた
)
い事で、何うか
早々
(
そう/\
)
結納を
取交
(
とりか
)
わして
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
上が
殊
(
こと
)
の
外
(
ほか
)
御心配なされ、お心を入れさせられし
御品
(
おんしな
)
、
早々
(
そう/\
)
召上られますように
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
それより
早々
(
そう/\
)
其の筋へ届けますと、証書もありますから、
跡方
(
あとかた
)
は
障
(
さわ
)
りなく春見の身代は清水重二郎所有となり、前橋竪町の清水の家を起しましたゆえ、母は
悦
(
よろこ
)
びて眼病も全快致しましたは
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
又どうかなろうと思い、
早々
(
そう/\
)
東京へ来て、坂本二丁目の
知己
(
しるべ
)
の
許
(
もと
)
に同居していたが、君の住所は知れずよ、永くべん/\として居るのも気の毒だから、つい先々月亀島町の裏長屋を借り
請
(
う
)
け
西洋人情話 英国孝子ジョージスミス之伝
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
早
常用漢字
小1
部首:⽇
6画
々
3画
“早”で始まる語句
早
早速
早業
早晩
早稲田
早熟
早合点
早鐘
早苗
早稲