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方舟
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はこぶね
ふりがな文庫
“
方舟
(
はこぶね
)” の例文
「どうして見られるもんですかね? あの家はノアの
方舟
(
はこぶね
)
ですからな」自席から耳を傾けていた事務官が、こう口をさしはさんだ。
罪と罰
(新字新仮名)
/
フィヨードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー
(著)
いわゆる
諾威
(
ノア
)
方舟
(
はこぶね
)
を造り、その族人および禽獣の属おのおの一
耦
(
ごう
)
を乗せて洪水を
避
(
さけ
)
しというがごときこれなり。
教門論疑問
(新字新仮名)
/
柏原孝章
(著)
そこには私の幼いときからの手遊びの玩具が入っていて、ノアの
方舟
(
はこぶね
)
の乗合のように大混雑を極めていた。
桜林
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
亦
淵
(
わだ
)
の源と天の戸
閉塞
(
とぢふさが
)
りて天よりの雨
止
(
やみ
)
ぬ。
是
(
ここ
)
に於て水次第に地より退き百五十日を経てのち水減り、
方舟
(
はこぶね
)
は七月に至り其月の十七日にアララテの山に止りぬ。
可愛い山
(新字新仮名)
/
石川欣一
(著)
「そんなことはどうだっていいが、君は『ノア』ってのを知ってるかい。ノアの
方舟
(
はこぶね
)
、ってやつ」
ノア
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
▼ もっと見る
呀
(
あツ
)
と思ツて肇さんは目を見張ツた。碎けた浪の
白漚
(
しらあわ
)
は、銀の齒車を卷いて、見るまに馬の脚を噛み、車輪の半分まで沒した。小さいノアの
方舟
(
はこぶね
)
が三つ出來る。浪が
退
(
ひ
)
いた。
漂泊
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
というのは、私の信ずるところでは、ノアの
方舟
(
はこぶね
)
此方これほど甘やかされた船員は決してなかったのだから。ちょっとした口実があっても、強い
水割りラム
(
グロッグ
)
が振舞われたりした。
宝島:02 宝島
(新字新仮名)
/
ロバート・ルイス・スティーブンソン
(著)
方舟
(
はこぶね
)
はその土地へ、彼らとともにそしてわれわれの力によってはいってゆくだろう。
ジャン・クリストフ:12 第十巻 新しき日
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
ローズ・ブノワさんは、その
楽園
(
らくえん
)
にある花の
名前
(
なまえ
)
を
全部
(
ぜんぶ
)
と、その
方舟
(
はこぶね
)
に
乗
(
の
)
っていた
獣
(
けもの
)
の名前を全部
知
(
し
)
っています。それから、ジャンセエニュ
先生
(
せんせい
)
と同じ数だけのお
伽話
(
とぎばなし
)
を知っています。
母の話
(新字新仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
砕けた浪の
白漚
(
しらあわ
)
は、銀の歯車を巻いて、見るまに馬の脚を噛み、車輪の
半分
(
なかば
)
まで
没
(
かく
)
した。小さいノアの
方舟
(
はこぶね
)
が三つ出来る。浪が
退
(
ひ
)
いた。馬は平気で濡れた砂の上を進んで来る。
漂泊
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
反対
(
はんたい
)
に、
聖書
(
せいしょ
)
のお話は
大変
(
たいへん
)
よく知っています。ジャンセエニュ
先生
(
せんせい
)
の
生徒
(
せいと
)
のうちでも、
地上
(
ちじょう
)
の
楽園
(
らくえん
)
とノアの
方舟
(
はこぶね
)
の
事
(
こと
)
をローズ・ブノワさんのように
上手
(
じょうず
)
にお話しできる
生徒
(
せいと
)
は一人もいません。
母の話
(新字新仮名)
/
アナトール・フランス
(著)
そんな風に話した。鳴尾君は話が巧かった。多く聖書の話をした。ノアの
方舟
(
はこぶね
)
の話、イエスの誕生の日の
厩
(
うまや
)
小屋の話、エマオの途上の話など記憶に残っている。ノアの方舟の話は傑作だった。
西隣塾記
(新字新仮名)
/
小山清
(著)
“方舟”の解説
「方舟」(はこぶね)は、日本の漫画家岸大武郎による79頁のSF漫画。1987年に発売された集英社の季刊誌『週刊少年ジャンプ特別編集 少年ジャンプSpring Special』に掲載された。
(出典:Wikipedia)
方
常用漢字
小2
部首:⽅
4画
舟
常用漢字
中学
部首:⾈
6画
“方”で始まる語句
方
方々
方法
方向
方角
方丈
方面
方便
方寸
方嚮