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扶
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たすけ
ふりがな文庫
“
扶
(
たすけ
)” の例文
すべて乏しき時のわが
扶
(
たすけ
)
なりし者いふ。汝こなたにむかひて、かのふたりの者の
怠惰
(
おこたり
)
を噛みつゝ來るを見よ。 一三〇—一三二
神曲:02 浄火
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
第四
長日
(
ちやうじつ
)
の
間
(
あひだ
)
は、
午後一時
(
ごゞいちじ
)
の
頃
(
ころ
)
半時計
(
はんじばかり
)
の
晝眠
(
ひるね
)
は
養
(
やしなひ
)
の
扶
(
たすけ
)
となることあれども、
其他
(
そのた
)
は
决
(
けつ
)
して
日中
(
につちゆう
)
睡臥
(
すゐぐわ
)
を
禁
(
きん
)
ず
可
(
べ
)
き
事
(
こと
)
。
養生心得草
(旧字旧仮名)
/
関寛
(著)
三六
越
(
こし
)
の国へ
三七
水丁
(
くわんぢやう
)
の
三八
戒師
(
かいし
)
にむかへられ給ひて、百日あまり
逗
(
とどま
)
り給ふが、
他
(
か
)
の
国
(
くに
)
より十二三歳なる
童児
(
わらは
)
を
倶
(
ぐ
)
してかへり給ひ、
三九
起臥
(
おきふし
)
の
扶
(
たすけ
)
とせらる。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
三四郎は石の
扶
(
たすけ
)
を
藉
(
か
)
らずに、すぐに向へ飛んだ。さうして美禰子を振り返つて見た。美禰子は右の足を
泥濘
(
ぬかるみ
)
の
真中
(
まんなか
)
にある石の上へ乗せた。石の
据
(
すわ
)
りがあまり
善
(
よ
)
くない。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
それは今一度お前の
扶
(
たすけ
)
を待たなくては、己の断食も戒行も成就する事が出来ないからだ。
春の心臓
(新字旧仮名)
/
ウィリアム・バトラー・イエイツ
(著)
▼ もっと見る
隱
(
かく
)
さず
名乘
(
なのつ
)
て出る親子
微妙者
(
いみじきもの
)
なれば
何卒
(
なにとぞ
)
お光を
扶
(
たすけ
)
てやらんとは思へども天下の
大法
(
たいはふ
)
人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
三四郎は往来の
真中
(
まんなか
)
で
扶
(
たすけ
)
なき苦痛を感じた。立つて考へてゐた。
三四郎
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
扶
常用漢字
中学
部首:⼿
7画
“扶”を含む語句
扶助
扶持
窒扶斯
御扶持
腸窒扶斯
扶桑略記
扶桑
食扶持
捨扶持
扶養
三人扶持
扶余
扶持高
家扶
扶持米
扶翼
扶植
相扶
蔭扶持
人扶持
...