“食扶持”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
くいぶち57.1%
くひぶち42.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
訊かずに、黙って預かってくれ。長くて二た月短くば半月、食扶持くいぶちは月に三両、逃がさずにおいてくれたら後でお礼に五両出す
それは食扶持くいぶちいっさいむこう持ちで月給が七円だというのです、それでからだを動かすことはあまりないというんですから、さっそくそれに決めたのです。
二老人 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
国家が君たちに食扶持くひぶちを支給する表面の名義だけつければいいのだから、別にそんなに忠義立てして仕事する必要はないと答へた。
現代詩 (新字旧仮名) / 武田麟太郎(著)
訊かずに、默つて預つてくれ。長くて二た月短くば半月、食扶持くひぶちは月に三兩、逃がさずに置いてくれたら後でお禮に五兩出す