“扶養”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ふよう66.7%
ふやう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
長らく中風症でたきりの夫を扶養ふようしつつ美容院を経営して、かたわら一人の弟を医学博士にまでさせ、今年の春には娘を目白に入学させたと云うだけあって
細雪:01 上巻 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
まあなるたけ主人の気のやすまるようとおのいて、身辺しんぺんの平和を守るか(この際扶養ふようの責任あらば、それだけは物質だけでもはたすべし)、さもなくば、妻は身をもって円満につくし、親
良人教育十四種 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
私は、アデェルの方で、私に扶養ふやうされるべき當然の權利があると云ひ立てるのを、全然認めませんでした。今だつて認めてやしませんよ。私はあのの父親ぢやありませんからね。