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所行
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しわざ
ふりがな文庫
“
所行
(
しわざ
)” の例文
一つの鐘に二つまで瑕の由来を作った
売僧輩
(
まいすはい
)
の
所行
(
しわざ
)
微笑の至りだが、欧州の
耶蘇
(
ヤソ
)
寺にも、愚昧な善男女を
宛
(
あ
)
て込んで、何とも沙汰の限りな聖蹟霊宝を、
捏造
(
ねつぞう
)
保在した事無数だ。
十二支考:03 田原藤太竜宮入りの話
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
かくして一には浪子を武男の念頭より絶ち、一には川島家の
祀
(
まつり
)
を存し、一にはまた心の奥の奥において、さきに武男に対せる
所行
(
しわざ
)
のやや暴に過ぎたりしその罪?
亡
(
ほろ
)
ぼしをなさんと思えるなり。
小説 不如帰
(新字新仮名)
/
徳冨蘆花
(著)
知れし者と見ゆ殺害致したる上全く
金子
(
きんす
)
は
出來心
(
できごころ
)
にて
盜
(
ぬす
)
み取し者ならん然れば豫々
意趣
(
いしゆ
)
有者の
所行
(
しわざ
)
と思ふなり
然樣
(
さやう
)
なる心當りも有ば包まず申立よと有に平吉は
恐
(
おそ
)
る/\
頭
(
かしら
)
を
上
(
あげ
)
親共儀は
平生
(
へいぜい
)
慈悲
(
じひ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
聞て富右衞門やゝ
何々
(
なに/\
)
平兵衞殿がと大に
驚
(
おどろ
)
き夫は
大變
(
たいへん
)
な事
而
(
し
)
て殺した
奴
(
やつ
)
は知しかと問ばお峰
風聞
(
うはさ
)
には大方
盜賊
(
どろぼう
)
の
所行
(
しわざ
)
ならんとの事夫れに付ては若旦那は
朔日
(
ついたち
)
より江戸の御
郡代
(
ぐんだい
)
屋敷へ御
出
(
いで
)
成
(
なさ
)
れ
未
(
いまだ
)
に御歸り
成
(
なさ
)
らぬが相手が早く
知
(
しれ
)
れば
好
(
よい
)
と云に富右衞門何さ
天命
(
てんめい
)
なれば今に
直
(
ぢき
)
知
(
しれ
)
るで
有
(
あら
)
う
先
(
まづ
)
鞋
(
わらぢ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
れ憑司に
向
(
むか
)
はれ其方が段々願ひの
趣
(
おもむ
)
き
確固
(
たしか
)
なる
證據
(
しようこ
)
もなし然らば
急度
(
きつと
)
傳吉が
所行
(
しわざ
)
とも相分らず
麁忽
(
そこつ
)
の訴へに及びしは不屆に思はる人命
重
(
おも
)
しとする所只々着類ばかり似たりとて兩人の
子供
(
こども
)
なりと申すと言ども世には
染色
(
そめいろ
)
模樣
(
もやう
)
など同樣
成
(
なる
)
着類
着
(
き
)
せし者往々あることなり但し
死體
(
したい
)
に
實固
(
じつこ
)
なる目當ありしやと云るゝに憑司は
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“所行”の意味
《名詞》
所行(しょぎょう)
仕業。振る舞い。行い。
(出典:Wiktionary)
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
行
常用漢字
小2
部首:⾏
6画
“所行”で始まる語句
所行無慚