“實固”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しかと50.0%
じつこ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
大くほつて居ました又大岡殿梅が死體の證據しようこは何じや憑司之はしかとした證據はぞんじませぬと云ふにぞ越前守殿早我は娘の事目的めあてありやと仰さるれはお早ハイ現在げんざいの一人娘何見違へませう姿すがた着類きものと云ひ聊か相違さうゐ御座りませんと云へば大岡殿コリヤ早其方が娘のからだきずはないかお早一向に御座りませぬと答るに實固しかとさうかと期を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
れ憑司にむかはれ其方が段々願ひのおもむ確固たしかなる證據しようこもなし然らば急度きつと傳吉が所行しわざとも相分らず麁忽そこつの訴へに及びしは不屆に思はる人命おもしとする所只々着類ばかり似たりとて兩人の子供こどもなりと申すと言ども世には染色そめいろ模樣もやうなど同樣なる着類せし者往々あることなり但し死體したい實固じつこなる目當ありしやと云るゝに憑司は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)