“じつこ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
実子50.0%
實固50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
堀越実子じつこ——市川翠扇すいせんという女優の名で出演し、七人ななたり舞女ぶじょは、そのころの新橋七人組といわれた、小夜子さよこ老松おいまつ秀千代ひでちよ、太郎、音丸おとまる栄竜えいりゅう、たちだ。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
実子じつこ扶貴子ふきこが、浜子とあまりちがわない年齢で、税所敦子さいしょあつこ——宮中女官かえで内侍ないし——の作詞をい、杵屋正次郎きねやしょうじろう夫妻のふし附け、父団十郎の振附けで踊っている。
朱絃舎浜子 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
れ憑司にむかはれ其方が段々願ひのおもむ確固たしかなる證據しようこもなし然らば急度きつと傳吉が所行しわざとも相分らず麁忽そこつの訴へに及びしは不屆に思はる人命おもしとする所只々着類ばかり似たりとて兩人の子供こどもなりと申すと言ども世には染色そめいろ模樣もやうなど同樣なる着類せし者往々あることなり但し死體したい實固じつこなる目當ありしやと云るゝに憑司は
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)