“内侍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ないし78.6%
ないじ17.9%
うちざむらい3.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただ、ここでも考えさせられることは、新田義貞における勾当こうとう内侍ないしのように、高貞も宮中の女子を恩賞にもらっていたことである。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
雲の内侍ないじと呼ぶ、雨しょぼを踊れ、と怒鳴る。水の輪の拡がり、嵐の狂うごとく、聞くも堪えない讒謗罵詈ざんぼうばりいかずちのごとくどっと沸く。
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
外侍とざむらいには家の子郎党などが肩を並べひざをそろえて、ぎっしり並んでいた。内侍うちざむらいには一門の源氏が上座に、末座には関東八カ国の大名小名が居並ぶ。泰定は源氏の上座に据えられた。