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こヽろざ
お
志しの
文封は
切らねど
御覽ぜよ
此通りと、
手文庫に
誠を
見せしが、
扨も
我故と
聞けば
嬉しきか
悲しきか、
行末いかに
御立身なされて
如何樣なお
人物に
成り
給ふお
身にや
斯う申さばお
前さまのお
心には
何の
彼んな
物たヽきつけて
返したしと
思しめすか
知らねど、
紙一
枚にも
眞實のこもるお
志しを
頂く
物ぞかし、
其御恩を
何とも
思はず、一
年といふ三百六十五日
打通して