こヽろざ)” の例文
こヽろざしのふみふうらねど御覽ごらんぜよ此通このとほりと、手文庫てぶんこまことせしが、さてわれゆゑけばうれしきかかなしきか、行末ゆくすゑいかに御立身ごりつしんなされて如何樣どのやうなお人物ひとたまふおにや
暁月夜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
う申さばおまへさまのおこヽろにはなんんなものたヽきつけてかへしたしとおぼしめすからねど、かみまいにも眞實まことのこもるおこヽろざしをいたゞものぞかし、其御恩そのごおんなんともおもはず、一れんといふ三百六十五日打通うちとほして
経つくゑ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)