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御家督
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ごかとく
ふりがな文庫
“
御家督
(
ごかとく
)” の例文
失ひたる如くなれば將軍家
御家督
(
ごかとく
)
の
御評定
(
ごひやうぢやう
)
として
大城
(
たいじやう
)
へ
出仕
(
しゆつし
)
の面々には三家十八國主
四溜老中
(
したまりらうぢう
)
には
阿部豐後守
(
あべぶんごのかみ
)
政高。
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「御墨付を手に入れるには、大場石見様が隠居を遊ばして、
御家督
(
ごかとく
)
を先代様の
御嫡男
(
ごちゃくなん
)
、今は別居していらっしゃる、大場
采女
(
うねめ
)
様にお譲りになる外はございません」
銭形平次捕物控:022 名馬罪あり
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
其の時にお熊は
何
(
なん
)
でもお
胤
(
たね
)
を
孕
(
はら
)
んで居たがね、屋敷は潰れたから、仕方がねえので深川へ
引取
(
ひきとり
)
、跡は
御家督
(
ごかとく
)
もねえお前さんばかり、ちょうどお前が
三歳
(
みっつ
)
の時だが
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
が、
飽
(
あく
)
まで、われ等の力の及ぶかぎりは、たとえ、千石であろうと、大学様に
御家督
(
ごかとく
)
下
(
くだ
)
し
賜
(
たま
)
わるよう、公儀へお
縋
(
すが
)
りすることは当然。それが成る成らぬは天意でござる。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
今
(
いま
)
の
分
(
ぶん
)
にて
孃
(
じよう
)
さまと
御祝言
(
ごしうげん
)
、
御家督
(
ごかとく
)
引
(
ひき
)
つぎ
最
(
も
)
はや
早
(
はや
)
きお
歳
(
とし
)
にはあるまじくと
大賛成
(
おほさんせい
)
に候、さだめしさだめし
其地
(
そのち
)
には
遊
(
あそば
)
しかけの
御用事
(
ごようじ
)
も
御座
(
ござ
)
候はん
夫
(
そ
)
れ
等
(
ら
)
を
然
(
しか
)
るべく
御取
(
おとり
)
まとめ
ゆく雲
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
▼ もっと見る
私の
傍
(
そば
)
へ来ない算段ばかり遊ばすのですものを、アノ源さま、こちらの
家
(
うち
)
でも此の間お嬢様がお
逝
(
かく
)
れになって、今は
外
(
ほか
)
に
御家督
(
ごかとく
)
がありませんから、是非とも御夫婦養子をせねばなりません
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
お年二十二の時に
悪者
(
わるもの
)
を
斬殺
(
きりころ
)
して
毫
(
ちっと
)
も動ぜぬ剛気の
胆力
(
たんりょく
)
でございましたれば、お年を取るに
随
(
したが
)
い、
益々
(
ます/\
)
智慧
(
ちえ
)
が進みましたが、その
後
(
のち
)
御親父
(
ごしんぷ
)
様には亡くなられ、平太郎様には
御家督
(
ごかとく
)
を御相続あそばし
怪談牡丹灯籠:04 怪談牡丹灯籠
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
御
常用漢字
中学
部首:⼻
12画
家
常用漢字
小2
部首:⼧
10画
督
常用漢字
中学
部首:⽬
13画
“御家”で始まる語句
御家人
御家
御家中
御家来
御家來
御家流
御家風
御家内
御家老
御家人崩