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後難
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こうなん
ふりがな文庫
“
後難
(
こうなん
)” の例文
潰
(
つぶ
)
すばかりにて誰云となく
大評判
(
だいひやうばん
)
となり紅屋は
不審
(
ふしん
)
晴
(
はれ
)
ず
兎
(
と
)
も
角
(
かく
)
もと大和屋三郎兵衞方へ
到
(
いた
)
り前の段を物語り
後難
(
こうなん
)
も
恐
(
おそ
)
ろしければ何に致せ表札と幕を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
その
後難
(
こうなん
)
の
人身御供
(
ひとみごくう
)
の意味で留守居を押附けられ、米友は、主人の居間であった
贅沢
(
ぜいたく
)
な一間でゴロリと横になっている。その傍には例によって槍が一本あります。
大菩薩峠:10 市中騒動の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
その
後難
(
こうなん
)
の
憂慮
(
うれい
)
のないように、治兵衛の気を
萎
(
なや
)
し、心を鎮めさせるのに何よりである。
みさごの鮨
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
もとより蟠龍軒の悪人なことは
界隈
(
かいわい
)
で
誰
(
たれ
)
知らぬ者もございませぬ故、係り合って
後難
(
こうなん
)
を招いてはと皆
逡巡
(
しりごみ
)
して
誰
(
たれ
)
一人
(
いちにん
)
止める者もございませぬ、ところへ丁度
私
(
わたくし
)
が通りかゝりましたから
後の業平文治
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
兎角
(
とかく
)
に
後難
(
こうなん
)
が
恐
(
おそろ
)
しさに否だと申て
立去
(
たちさら
)
んと致せし時
斯
(
この
)
大事を見られた上は
生
(
いか
)
して置れぬ言ことを
聞
(
きか
)
ずば
命
(
いのち
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
生涯
(
しやうがい
)
の
恥
(
はぢ
)
となす程の事でもなし古き
俚諺
(
ことわざ
)
に
後難
(
こうなん
)
は山にあらず川にあらず人間反覆の
中
(
うち
)
に
在
(
あり
)
と
云
(
いふ
)
いつ
何時
(
なんどき
)
如何なる難儀
憂目
(
うきめ
)
に
出會
(
であふ
)
も計られず然れど
又々
(
また/\
)
運
(
うん
)
の
開
(
ひら
)
く事もあるものなり何でも心も
正直
(
しやうぢき
)
にして大橋殿の恩を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“後難”の意味
《名詞》
後 難 (こうなん, ごなん)
あとになって起こる災難。
(出典:Wiktionary)
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
難
常用漢字
小6
部首:⾫
18画
“後”で始まる語句
後
後生
後退
後方
後悔
後姿
後家
後手
後日
後世