“後難”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
こうなん80.0%
ごなん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つぶすばかりにて誰云となく大評判だいひやうばんとなり紅屋は不審ふしんはれかくもと大和屋三郎兵衞方へいたり前の段を物語り後難こうなんおそろしければ何に致せ表札と幕を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
その後難こうなん人身御供ひとみごくうの意味で留守居を押附けられ、米友は、主人の居間であった贅沢ぜいたくな一間でゴロリと横になっている。その傍には例によって槍が一本あります。
大菩薩峠:10 市中騒動の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
「いや、しかし、御苦労ぢや。其処そこで何か、すぐに羽黒へ帰らいで、屑屋を掴んだまゝ、御坊ごぼう関所ぢかく参られたは、其の男に後難ごなんあらせまい遠慮かな。」
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)