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こうなん
なるほど
韓駒の詩の、「言う
莫かれ
衲子の
籃に底無しと、
江南の骨董を
盛り取って帰る」
蛾眉山の
麓の河々皆此大河に入る。此大河
瀘州を流れ三
峡のふもとを
過ぎ、
江漢に
至り
荊州に入り、○
洞庭湖○
赤壁○
潯陽江○
楊子江の四大
江に
通じて
江南を
流湎りて東海に入る。
その
後難の
憂慮のないように、治兵衛の気を
萎し、心を鎮めさせるのに何よりである。
もとより蟠龍軒の悪人なことは
界隈で
誰知らぬ者もございませぬ故、係り合って
後難を招いてはと皆
逡巡して
誰一人止める者もございませぬ、ところへ丁度
私が通りかゝりましたから