形状けいじやう)” の例文
製法 以上諸種の石器いしき製法せいはうは石器其者の形状けいじやうを見ても推察するを得れど、遺物包含地ゐぶつはうがんち及び其攪亂かくらんされたる塲所を實踐じつせんして調査すれば
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
きり悲慘みじめすべてのものたがひらせまいとしてち/\すうけん距離きよりおいては物體ぶつたい形状けいじやうをもあきらかにしめさない。雜木林ざふきばやし樹木じゆもく開墾地かいこんち周圍しうゐにも混亂こんらんした。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
おきながかくかたりし時牧之ぼくしいらの形状けいじやうをくはしくきかざりしが、のちあんずるにいらとは蕁麻いらくさの事なるべし、蕁麻たんまは本草に見えたるくさの名也。あさの字にじゆくしたればあさかへても用ふべきものなるべし。
本邦ほんぱう石器時代遺跡せききじだいいせきより出づる石輪中せきりんちうにも或は同種だうしゆのもの有らんかなわかごむしろの存在は土器どき押紋おしもん及び形状けいじやう裝飾そうしよく等に由つて充分に證明しやうめいするを得べし。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)
此事に付きては後段こうだんべつに述ぶる所有るべけれど、土偶の形状けいじやうはコロボツクル日常の有樣ありさまもととして作りしものならんとの事丈ことだけ此所ここに記し置くべし。
コロボックル風俗考 (旧字旧仮名) / 坪井正五郎(著)