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幟旗
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のぼりばた
ふりがな文庫
“
幟旗
(
のぼりばた
)” の例文
神官等
(
しんくわんら
)
が
石
(
いし
)
の
華表
(
とりゐ
)
を
出
(
で
)
て
行
(
い
)
つた
後
(
のち
)
は
暫
(
しばら
)
くして
人
(
ひと
)
も
散
(
ち
)
つて、
華表
(
とりゐ
)
の
傍
(
そば
)
には
大
(
おほ
)
きな
文字
(
もじ
)
を
表
(
あら
)
はした
白木綿
(
しろもめん
)
の
幟旗
(
のぼりばた
)
が
高
(
たか
)
く
突
(
つ
)
つ
立
(
た
)
つてばさ/\と
鳴
(
な
)
つて
居
(
ゐ
)
た。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
そして手錠の雷横は、大勢の前で、知事の戒告文を読み聞かせられ、木戸口に立っている
幟旗
(
のぼりばた
)
の
竿
(
さお
)
の下に
曝
(
さら
)
し物としてすぐ
縛
(
くく
)
しつけられてしまった。その
懲罰
(
ちょうばつ
)
の文にいわく。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
時雨
(
しぐれ
)
の
雲
(
くも
)
に
映
(
えい
)
ずる
槭
(
もみぢ
)
の
梢
(
こずゑ
)
は
確然
(
かくぜん
)
と
浮
(
う
)
き
上
(
あが
)
つて
居
(
ゐ
)
ながら
天鵞絨
(
びろうど
)
の
地
(
ぢ
)
に
深
(
ふか
)
く
浸
(
し
)
み
込
(
こ
)
んで
居
(
ゐ
)
る
樣
(
やう
)
にも
見
(
み
)
えた。
其
(
そ
)
の
前
(
まへ
)
に
空
(
そら
)
を
支
(
さゝ
)
へて
立
(
た
)
つた二
條
(
でう
)
の
白
(
しろ
)
い
柱
(
はしら
)
は
幟旗
(
のぼりばた
)
であつた。
幟旗
(
のぼりばた
)
は
止
(
や
)
まずばた/\と
飜
(
ひるがへ
)
つた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
幟
漢検1級
部首:⼱
15画
旗
常用漢字
小4
部首:⽅
14画
“幟”で始まる語句
幟
幟町
幟竿
幟印
幟棹
幟標
幟等