崩壞ほうかい)” の例文
新字:崩壊
此地方このちほう砂丘さきゆう地震ぢしんならずとも崩壞ほうかいすることがあるのだから、地震ぢしんさいして注意ちゆういすべきは當然とうぜんであるけれども、平日へいじつおいてもをつけ
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
このとき噴火口内ふんかこうない出現しゆつげんしたたか二百米にひやくめーとる鎔岩塔ようがんとうめづらしいものであつたが、それは噴火ふんか末期まつきおい次第しだい崩壞ほうかい消失しようしつしてしまつた。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
此校舍このこうしや木造二階建もくぞうにかいだてであつたが、地震ぢしんのために中央部ちゆうおうぶ階下かいかまで崩壞ほうかいし、可憐かれん兒童じどう二名程にめいほど壓殺あつさつしたのであつた。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
この崩壞ほうかい結果けつか有明灣ありあけわん大津浪おほつなみおこし、沿岸地方えんがんちほうおい合計ごうけい一萬五千人いちまんごせんにんほどの死者ししやしようじた大事件だんじけんもあつたので、原因げんいん輕々かる/″\しく斷定だんていすることはつゝしまねばならぬ。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
寛政四年かんせいよねん四月一日しがついちにち西暦せいれき千七百九十二年せんしちひやくくじゆうにねん五月二十一日ごがつにじゆういちにち噴火ふんか場所ばしよから一里程いちりほどはなれてゐる眉山まゆやま崩壞ほうかいを、みぎ磐梯山ばんだいざん爆發ばくはつおな現象げんしようのように誤解ごかいしてゐるひとがある。
火山の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
かような危險きけん直接ちよくせつ崖下がいかばかりでなく、崩壞ほうかいせる土砂どさながくだ地域ちいき全部ぜんぶがさうなのである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)