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岩層
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がんそう
ふりがな文庫
“
岩層
(
がんそう
)” の例文
喉
(
のど
)
がかわいているとみえて、蛾次郎はそこで
一息
(
ひといき
)
つくと、
岩層
(
がんそう
)
のあいだから
滴々
(
てきてき
)
と落ちている
清水
(
しみず
)
へ顔をさかさまにして、口をあいた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
海岸
(
かいがん
)
に
沿
(
そ
)
ふて
行
(
ゆ
)
く
事
(
こと
)
七八
町
(
ちやう
)
、
岩層
(
がんそう
)
の
小高
(
こだか
)
い
丘
(
をか
)
がある、
其
(
その
)
丘
(
をか
)
を
越
(
こ
)
ゆると、
今迄
(
いまゝで
)
見
(
み
)
えた
海
(
うみ
)
の
景色
(
けしき
)
も
全
(
まつた
)
く
見
(
み
)
えずなつて、
波
(
なみ
)
の
音
(
おと
)
も
次第
(
しだい
)
/\に
遠
(
とう
)
く/\。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
草津大尉の声のする方に、
道後
(
どうご
)
少尉が、懐中電灯を照しつけてみると、なるほど、今までの
赭茶
(
あかちゃ
)
けた
泥土層
(
でいどそう
)
は無くなって、濃い水色をした、硬そうな
岩層
(
がんそう
)
が、冷え冷えと、
前途
(
ぜんと
)
を
遮
(
さえぎ
)
っていた。
空襲葬送曲
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
と思うとまた、
滝
(
たき
)
の
水沫
(
すいまつ
)
がたちこめている
岩層
(
がんそう
)
の
淵
(
ふち
)
にそって、水面を
注意
(
ちゅうい
)
しながらかける
宮内
(
くない
)
の小さい
影
(
かげ
)
が見いだされた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
岩層
(
がんそう
)
がすっかり出てしまって、あたりにはその破片が散らばっていた。
火星兵団
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
▼ もっと見る
急峻
(
きゅうしゅん
)
で、
大樹
(
たいじゅ
)
と
岩層
(
がんそう
)
が、
天工
(
てんこう
)
の
奇
(
き
)
をきわめているから、
岳中
(
がくちゅう
)
自然
(
しぜん
)
と
瀑布
(
ばくふ
)
や
渓流
(
けいりゅう
)
がおおい。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
岩
常用漢字
小2
部首:⼭
8画
層
常用漢字
小6
部首:⼫
14画
“岩”で始まる語句
岩
岩窟
岩魚
岩角
岩代
岩屋
岩石
岩壁
岩礁
岩畳