“がんそう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
岩層44.4%
含嗽33.3%
含漱11.1%
岩相11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
海岸かいがん沿ふてこと七八ちやう岩層がんそう小高こだかをかがある、そのをかゆると、今迄いまゝでえたうみ景色けしきまつたえずなつて、なみおと次第しだい/\にとうく/\。
なお当局では外出より帰宅の際はかならず含嗽がんそうを十分にして……
睡魔 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
修善寺しゅぜんじに着いてからも咽喉のどはいっこう好くならなかった。医者から薬を貰ったり、東洋城のこしらえてくれた手製の含漱がんそうを用いたりなどして、からく日常の用を弁ずるだけの言葉を使ってすましていた。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
この蘇川峡のみをもってすれば、その岩相がんそう奇峭きしょうほう耶馬渓やばけい瀞八丁どろはっちょうしんの天竜峡におよばず、その水流の急なること球磨くま川にしかず、激湍げきたんはまた筑後川の或個処あるかしょにも劣るものがある。
木曾川 (新字新仮名) / 北原白秋(著)