含漱がんそう)” の例文
修善寺しゅぜんじに着いてからも咽喉のどはいっこう好くならなかった。医者から薬を貰ったり、東洋城のこしらえてくれた手製の含漱がんそうを用いたりなどして、からく日常の用を弁ずるだけの言葉を使ってすましていた。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)