“含笑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ほほえ50.0%
わら16.7%
がんしょう16.7%
ふくみわらい16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其歌と云ったら、意味のある様なないようなものだが、如何にも美しい声で節面白う歌うので、聞く者は皆含笑ほほえむ。また如何にも奇妙なことをいう。
漁師の娘 (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)
雪之丞は、相変らず、焦立いらだちも見せず、含笑わらって
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
れ馬琴が腔子裏こうしりの事なりといえども、かりに馬琴をして在らしむるも、が言を聴かば、含笑がんしょうして点頭てんとうせん。
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
「うふ、ふ」と彼は愉快そうに含笑ふくみわらいした「好奇心が猫を殺した、と云う奴だね。君は屹度きっと水で洗うだろうと思ったよ。だからこそ又戻って来たと云う訳さ。可なり大胆な推量だったが案外功を ...
赤い手 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)