“ほほえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ホホエ
語句割合
微笑91.6%
頬笑7.4%
含笑0.7%
徹笑0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
男の顔には絶望の微笑ほほえみが現れた。そして息を歯の間から出すようなささやき声で、「堪忍しろ」と云った。声は咳枯しわがれて惨酷に聞えた。
みれん (新字新仮名) / アルツール・シュニッツレル(著)
それから——遠目とおめにも愛くるしい顔に疑う余地のない頬笑ほほえみを浮かべた? が、それはのない一二秒の間の出来ごとである。
少年 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
ラシイヌは宮相の言葉を聞くと、何が無しにニヤリと含笑ほほえんだ。それからじっと考え込んだ。
闘牛 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
クリストフは自分の気弱さを徹笑ほほえみながら、彼をピアノにつかして、音楽の説明をしてやった。いろいろ問いをかけてみた。和声ハーモニーのちょっとした問題を解かしてみた。