含嗽がんそう)” の例文
門弟す所を知らずして恐る恐る理由を問うこと再三に及びし時、妾は盲人なれども鼻はたしかなり、匇々そうそうに去って含嗽がんそうをせよと云いしとぞ
春琴抄 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
なお当局では外出より帰宅の際はかならず含嗽がんそうを十分にして……
睡魔 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
「お柳や、我輩は含嗽がんそうをする」
閣下 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)