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寸志
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すんし
ふりがな文庫
“
寸志
(
すんし
)” の例文
見て
驚
(
おどろ
)
きたる
體
(
てい
)
なりしが其盜賊は
全
(
まつた
)
く
私
(
わたく
)
しなり
那
(
あ
)
の者は
御助
(
おんたす
)
け下さるべしと申けるを
聞
(
きゝ
)
伊兵衞は
喜
(
き
)
八に
對
(
むか
)
ひ汝は我が
先達
(
さきだつて
)
の
寸志
(
すんし
)
を
報
(
むくは
)
んとて命を
捨
(
すて
)
て我を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「
些少
(
さしょう
)
ながら、これに金三百円ありまするじゃ。百円はわしの
寸志
(
すんし
)
、のお伴田さん、男子は何よりも気骨が大切じゃ。小さな事に有為な生涯を誤らないで、折角勉強して下さい」
自殺を買う話
(新字新仮名)
/
橋本五郎
(著)
かくてはその
災害
(
さいがい
)
を待つに
同
(
おなじ
)
くして
本意
(
ほんい
)
に非ざれば、今より毎年
寸志
(
すんし
)
までの
菲品
(
ひひん
)
を
呈
(
てい
)
すべしとて、その後は
盆
(
ぼん
)
と
暮
(
くれ
)
に
衣物
(
いぶつ
)
金幣
(
きんへい
)
、或は予が特に
嗜好
(
しこう
)
するところの数種を
添
(
そ
)
えて
※
(
おく
)
られたり。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
「いや、
取紛
(
とりまぎ
)
れて
失念
(
しつねん
)
をしようとした。ほんの
寸志
(
すんし
)
だよ。」
十和田湖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「
寸志
(
すんし
)
のお
禮
(
れい
)
がいたしたいのですが。」
寒山拾得
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
▼ もっと見る
思
(
おぼ
)
し
召
(
めし
)
親の
慈悲
(
じひ
)
こそ有難けれど又今更に有難涙忠兵衞
意
(
こゝろ
)
に
面目
(
めんぼく
)
なく御浪人なるお身の上を
輕視
(
かろしめ
)
斯
(
かく
)
と申すにあらねど主人が
寸志
(
すんし
)
を其儘に申し述しが支度金とお
見做
(
みなし
)
ありては面目なく
殊
(
こと
)
にお
嗜
(
たしな
)
みの大金を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“寸志”の意味
《名詞》
寸志(すんし)
僅かな志。
僅かな贈り物。
(出典:Wiktionary)
寸
常用漢字
小6
部首:⼨
3画
志
常用漢字
小5
部首:⼼
7画
“寸”で始まる語句
寸
寸毫
寸分
寸法
寸隙
寸々
寸暇
寸時
寸断
寸燐