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害心
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がいしん
ふりがな文庫
“
害心
(
がいしん
)” の例文
かゝる
敵
(
かたき
)
が、
植物界
(
しょくぶつかい
)
にも、
人間界
(
にんげんかい
)
にも、
常
(
つね
)
に
陣
(
ぢん
)
どって
相鬪
(
あひたゝか
)
ふ……
仁心
(
じんしん
)
と
害心
(
がいしん
)
とが……
而
(
しかう
)
して
惡
(
あ
)
しい
方
(
かた
)
が
勝
(
か
)
つときは、
忽
(
たちま
)
ち
毒蟲
(
どくむし
)
に
取附
(
とりつ
)
かれて、
其
(
その
)
植物
(
しょくぶつ
)
は
枯果
(
かれは
)
つる。
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
と、夫は始めてあたしの
害心
(
がいしん
)
に気がついた。しかし、そういう叫び声の終るか終らないうちに、彼の姿は地上から消えた。深い空井戸の中に転落していったのだ。
俘囚
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
なし
誤
(
あやま
)
つて斯樣の時宜に立至りたる事なれば久八に
害心
(
がいしん
)
なきは
素
(
もと
)
よりの儀に御座候依て私しより
助命
(
じよめい
)
只管
(
ひたすら
)
願
(
ねが
)
ひ上奉つり候と申立ければ越前守殿
悉皆
(
こと/″\
)
く
打聞
(
うちき
)
かれ如何に其方久八が助命の儀を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
けれども、高坂は一見して、
直
(
ただち
)
に何ら
害心
(
がいしん
)
のない者であることを認め得た。
薬草取
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
ハッキリ眼がさめると同時に、
悪戯
(
いたずら
)
か、
害心
(
がいしん
)
か、この夜ふけに、そも何やつのしわざ? と、ぷッ! 一時に怒りを発した茨右近だ。頭上にかざした手へ釣糸を
捲
(
ま
)
き
手繰
(
たぐ
)
って、パアッ! 起ち上った。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
▼ もっと見る
其
(
その
)
方法
(
てだて
)
ぢゃが……おゝ、
害心
(
がいしん
)
よ、ても
速
(
はや
)
う
入
(
はひ
)
って
來
(
き
)
をるなア、
絶望
(
ぜつばう
)
した
者
(
もの
)
の
胸
(
むね
)
へは!……
思
(
おも
)
ひ
出
(
だ
)
すは
彼
(
あの
)
藥種屋
(
やくしゅや
)
……たしか
此邊
(
このあたり
)
に
住
(
す
)
んでゐる
筈
(
はず
)
……いつぞや
見
(
み
)
た
折
(
をり
)
は、
身
(
み
)
に
襤褸
(
つゞれ
)
を
着
(
ゆ
)
て
ロミオとヂュリエット:03 ロミオとヂュリエット
(旧字旧仮名)
/
ウィリアム・シェークスピア
(著)
スコール艇長は、ひげだらけの顔を上きげんにゆすぶりながら、上下左右へしきりに目をくばり、このロケットの
構築
(
こうちく
)
ぶりをほめるのであった。それは、かりそめにも
害心
(
がいしん
)
のある人物に見えなかった。
怪星ガン
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“害心”の意味
《名詞》
危害を加えようとする心。
(出典:Wiktionary)
害
常用漢字
小4
部首:⼧
10画
心
常用漢字
小2
部首:⼼
4画
“害”で始まる語句
害
害意
害毒
害悪
害獣
害蟲
害馬
害鳥
害他利身