外光ぐわいくわう)” の例文
すると其時そのとき夕刊ゆふかん紙面しめんちてゐた外光ぐわいくわうが、突然とつぜん電燈でんとうひかりかはつて、すりわる何欄なにらんかの活字くわつじ意外いぐわいくらゐあざやかわたくしまへうかんでた。
蜜柑 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
ピラミッドの内部ないぶに入りて外光ぐわいくわうをのぞきて見たりかはるがはるに
つゆじも (新字旧仮名) / 斎藤茂吉(著)
やはらかなはだざはりが五月ごぐわつごろの外光ぐわいくわうのやうだつた
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
五月ごぐわつのすゑの外光ぐわいくわう
晶子詩篇全集 (新字旧仮名) / 与謝野晶子(著)
また外光ぐわいくわうむらさき河岸かしつばめの飛びかけりながら隙見すきみする
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
黄昏たそがれ薬草園やくさうゑん外光ぐわいくわうに浮きいでながら
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
黄緑くわうりよく外光ぐわいくわうびた青年のかほのうへを
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
にぶきどよみと外光ぐわいくわうのなまめく靄に
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
曇硝子くもりがらすの窻のそと外光ぐわいくわうなやむ。
邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)