には)” の例文
「ああ日は彼方」と調べそめし開語すでになみならぬ勢整ひて、戦ひのにはに臨める古勇士の一投足に似たり。やがて一篇の主題たる公孫樹の雄姿を描きては
泣菫氏が近業一篇を読みて (新字旧仮名) / 蒲原有明(著)
ミラーノびとを戰ひのにはにみちびく蝮蛇まむしも、ガルルーラの鷄のごとくはかの女の墓を飾らじ。 七九—八一
神曲:02 浄火 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
廣間二つに樂の群を居らせて、客の舞踏のにはとしたり。舞ふ人の中にベルナルドオありき。金絲もて飾りたる緋羅紗らしやの上衣、白き細袴ズボン、皆發育好き身形みなりかなひたり。
華やかな舞楽のにはから唯一人帰る智恵子は、急におのが宿が可厭いやになつた。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
アイナイアース、アキリュウス二將の立てるにはに着く。 320
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
あるはまた曲馬のにはに息喘ぎ、うちならぶ馬のつかれを。
浅草哀歌 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)
大君の御猟みかりにはと鎮まれる天城越えゆけば雪は降りつゝ
みなかみ紀行 (新字新仮名) / 若山牧水(著)
「うまし宴會うたげ」のにはならじ。
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
嚴肅と平和のには
オリンピック東京大会讃歌 (旧字旧仮名) / 佐藤春夫(著)
今は皆しおきには
(新字旧仮名) / 末吉安持(著)
われは殘れる謝肉祭の時間を面白く過さんとて、假粧舞フエスチノにはに入りぬ。堂の内には處狹ところせまきまで燈燭を懸け列ねたり。假粧けはひせる土地ところの人、素顏のまゝなる外國人と打ちまじりて、高き低き棧敷を占めたり。
さめて、駿馬の立ちたりしにはのむなしく荒るゝを見、 520
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
アカイア軍がヘクト,ルに追はれ畏れて逃げしには。 5
イーリアス:03 イーリアス (旧字旧仮名) / ホーマー(著)
このにはのあらん限は