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堅
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かと
ふりがな文庫
“
堅
(
かと
)” の例文
どろ
臭
(
くさ
)
くて
骨
(
ほね
)
が
堅
(
かと
)
うございましたけれど、
容易
(
ようい
)
に
捕
(
と
)
ることができましたので、
荒波
(
あらなみ
)
の
上
(
うえ
)
で、
仕事
(
しごと
)
するように
骨
(
ほね
)
をおらなくてすんだのであります。
馬を殺したからす
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
こゝな
宅
(
うち
)
ではハア
堅
(
かと
)
うごぜえやすから、どんな馴染のお客でも泊めましねえから
三味線
(
さみせん
)
や芸はいりやしねえよ、
私
(
わし
)
どもは
堅
(
かて
)
え
家
(
うち
)
でなくっちゃア勤まりましねえ
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
畳を
堅
(
かと
)
うし
濠
(
ほり
)
を深こうして
睨
(
にら
)
み合ってるように考えられますが、その実敵対させる事のできるのは名前だけで、内容は双方共に往ったり来たり大分入り乱れております。
創作家の態度
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「栄ちゃん、何もそない
堅
(
かと
)
ならんかてええし、姉ちゃんちょっとも気イにかけてはれへんさかい——」いうて、光子さんは一所懸命
執
(
と
)
り
成
(
な
)
しなさるのんですけど、私は私で
卍
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
何
(
なに
)
も
御道
(
おみち
)
の
為
(
た
)
めとあれば、
私
(
わたくし
)
の
存
(
ぞん
)
じて
居
(
い
)
る
限
(
かぎ
)
りは
逐一
(
ちくいち
)
申上
(
もうしあ
)
げて
了
(
しま
)
いましょう。
話
(
はなし
)
が
少
(
すこ
)
し
堅
(
かと
)
うございまして、
何
(
なに
)
やら
青表紙臭
(
あおびょうしくさ
)
くなるかも
存
(
ぞん
)
じませぬが、それは
何卒
(
なにとぞ
)
大目
(
おおめ
)
に
見逃
(
みのが
)
がして
戴
(
いただ
)
きます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
“堅”の解説
堅(けん)は、漢姓の一つ。
(出典:Wikipedia)
堅
常用漢字
中学
部首:⼟
12画
“堅”を含む語句
堅気
堅固
堅牢
中堅
堅苦
堅硬
堅塩
根堅洲国
堅田
堅造
物堅
堅木
久堅町
堅蔵
堅実
義理堅
堅過
堅氷
堅魚
堅實
...