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ごふくもの
ふりがな文庫
“
呉服物
(
ごふくもの
)” の例文
新しい
呉服物
(
ごふくもの
)
の
染糸
(
そめいと
)
の
匂
(
におい
)
が妙に胸悪く鼻につきます。雨はもう降りません。朝夕の
冷
(
ひやや
)
かさに引換えて、日の照る昼過ぎは恐しいほど暑い。
監獄署の裏
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
尋ねけるに是は四年
跡
(
あと
)
に江戸表へ
引越
(
ひつこし
)
たりと言にぞ吾助は
頼
(
たの
)
む
木蔭
(
こかげ
)
に
雨
(
あめ
)
漏
(
もる
)
心地
(
こゝち
)
して尚も種々と聞合するに當時は江戸本郷邊に
呉服物
(
ごふくもの
)
の見世を出し當所より
織物類
(
おりものるゐ
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
呉服物
(
ごふくもの
)
なども、
良
(
よ
)
い
品物
(
しなもの
)
は
皆
(
みな
)
特別
(
とくべつ
)
に
織
(
お
)
らせたもので、
機織
(
はたおり
)
がなかなか
盛
(
さか
)
んでございました。
尤
(
もっと
)
もごく
高価
(
こうか
)
の
品
(
しな
)
は
鎌倉
(
かまくら
)
では
間
(
ま
)
に
合
(
あ
)
わず、
矢張
(
やは
)
りはるばる
京
(
きょう
)
に
誂
(
あつら
)
えたように
記憶
(
きおく
)
して
居
(
お
)
ります。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
荒物屋に少しばかりの
呉服物
(
ごふくもの
)
を附け加へた家の並んでゐる
片側町
(
かたかはまち
)
を通つて、
漸
(
やつ
)
と車の通ふほどの野道の、十字形になつたところへ來ると、二人は足を止めて、
何
(
ど
)
う行かうかと顏を見合はした。
東光院
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
持
(
もち
)
呉服物
(
ごふくもの
)
を
商
(
あきな
)
ひ
日々
(
ひゞ
)
繁昌
(
はんじやう
)
なすに
近頃
(
ちかごろ
)
其向
(
そのむかう
)
へ
見世開
(
みせびら
)
きをなして
小切
(
こぎれ
)
太物
(
ふともの
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
呉
常用漢字
中学
部首:⼝
7画
服
常用漢字
小3
部首:⽉
8画
物
常用漢字
小3
部首:⽜
8画
“呉服”で始まる語句
呉服屋
呉服店
呉服
呉服橋
呉服船
呉服町
呉服商
呉服聖
呉服商人
呉服問屋