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可哀想
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かあいさう
ふりがな文庫
“
可哀想
(
かあいさう
)” の例文
いや/\、
決
(
けつ
)
して
貴下方
(
あなたがた
)
が
御辛抱
(
ごしんばう
)
なさるには
及
(
およ
)
ばん。
辛抱
(
しんばう
)
をするのはお
浦
(
うら
)
だ、
可哀想
(
かあいさう
)
な
婦
(
をんな
)
だ。
我慢
(
がまん
)
をしてくれ、お
浦
(
うら
)
、
腕
(
うで
)
は
確
(
たしか
)
だ。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
お
袋
(
ふくろ
)
もねえのにおめえいゝ
加減
(
かげん
)
にしろよ、
可哀想
(
かあいさう
)
ぢやねえか、そんなことしておめえ
幾
(
いく
)
つだと
思
(
おも
)
ふんだ、さう
自分
(
じぶん
)
の
氣
(
き
)
のやうに
出來
(
でき
)
るもんぢやねえ
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
母様
(
おつかさん
)
もまた
傍
(
そば
)
からまあ
捨児
(
すてご
)
にしては
可哀想
(
かあいさう
)
でないかツて、お
聞
(
き
)
きなすつたら、ぢいさんにや/\と
笑
(
わら
)
つたさうで
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
さうしてこつちのおとつゝあん
胸
(
むね
)
撫
(
な
)
でさつせえ、
俺
(
お
)
れ
惡
(
わ
)
りいこた
云
(
ゆ
)
はねえから、なあこつちのおとつゝあん、そつちだこつちだやつちや
誰
(
だれ
)
よりも
子奴等
(
こめら
)
可哀想
(
かあいさう
)
だから
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
母様
(
おつかさん
)
。だつて、
大
(
おほき
)
いんだもの、そして
三角形
(
さんかくなり
)
の
冠
(
かんむり
)
を
被
(
き
)
て
居
(
ゐ
)
ました。さうだけれども、
王様
(
わうさま
)
だけれども、
雨
(
あめ
)
が
降
(
ふ
)
るからねえ、びしよぬれになつて、
可哀想
(
かあいさう
)
だつたよ。
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
で、はじめの
内
(
うち
)
は
何
(
ど
)
うしても
人
(
ひと
)
が
鳥
(
とり
)
や、
獣
(
けだもの
)
とは
思
(
おも
)
はれないで、
優
(
やさ
)
しくされれば
嬉
(
うれ
)
しかつた、
叱
(
しか
)
られると
恐
(
こは
)
かつた、
泣
(
な
)
いてると
可哀想
(
かあいさう
)
だつた、そしていろんなことを
思
(
おも
)
つた。
化鳥
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
可
常用漢字
小5
部首:⼝
5画
哀
常用漢字
中学
部首:⼝
9画
想
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
“可哀”で始まる語句
可哀
可哀相
可哀気
可哀氣