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はんらたい
ふりがな文庫
“
半裸体
(
はんらたい
)” の例文
ショーウインドーの中で、
半裸体
(
はんらたい
)
になった紳士が、いかがわしい動作を通行人に見せているというので、たいへんな人だかりだった。
見えざる敵
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
その中から伯父さんの
半裸体
(
はんらたい
)
の姿があらわれた、伯父さんの顔はまっさおになってくちびるから血がしたたっていた、かれのやせた肩は呼吸の度ごとにはげしく動いた。
ああ玉杯に花うけて
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
彼
(
かれ
)
は、そこで、どんなものを
見
(
み
)
たでしょうか。
半裸体
(
はんらたい
)
の
若
(
わか
)
い
女
(
おんな
)
が、
手
(
て
)
にかさを
持
(
も
)
って
繩
(
なわ
)
の
上
(
うえ
)
を
渡
(
わた
)
るのや、はしごの
頂
(
いただき
)
で
逆立
(
さかだ
)
ちをするのや、その
他
(
た
)
いろいろのものを
見
(
み
)
ました。
公園の花と毒蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
窃盗
(
せっとう
)
の
嫌疑
(
けんぎ
)
を
受
(
う
)
けて、
身体検査
(
しんたいけんさ
)
までされ、
半裸体
(
はんらたい
)
の
姿
(
すがた
)
で
立
(
た
)
ちながら、
職務
(
しょくむ
)
に
忠実
(
ちゅうじつ
)
すぎる男の
手
(
て
)
で
自由
(
じゆう
)
にされる——これがはずかしくないだろうか? しかし、これも
経験
(
けいけん
)
なのだ。
身体検査
(新字新仮名)
/
フョードル・ソログープ
(著)
半裸体
(
はんらたい
)
の女が幾人となくごろごろ
寐転
(
ねころ
)
がっている部屋へ、無断で
闖入
(
ちんにゅう
)
しても、風紀を
紊乱
(
びんらん
)
することの出来るような体力は既に
持合
(
もちあわ
)
していないものと、
見做
(
みな
)
されていたと言ったなら
勲章
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
ある
日
(
ひ
)
のことです。りっぱな、お
嬢
(
じょう
)
さまの
馬車
(
ばしゃ
)
が
門
(
もん
)
の
前
(
まえ
)
に
止
(
と
)
まると、お
嬢
(
じょう
)
さまは、
黒髪
(
くろかみ
)
を
両方
(
りょうほう
)
のふくよかな
肩
(
かた
)
に
乱
(
みだ
)
した、
半裸体
(
はんらたい
)
の
若
(
わか
)
い
女
(
おんな
)
をつれて、お
家
(
うち
)
の
中
(
なか
)
へはいられました。
初夏の空で笑う女
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
半
常用漢字
小2
部首:⼗
5画
裸
常用漢字
中学
部首:⾐
13画
体
常用漢字
小2
部首:⼈
7画
“半”で始まる語句
半
半分
半刻
半纏
半襟
半纒
半身
半年
半切
半歳