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包
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づつみ
ふりがな文庫
“
包
(
づつみ
)” の例文
毎日洋服を着て書類を入れた風呂敷
包
(
づつみ
)
を
小脇
(
こわき
)
に
挾
(
はさ
)
んで、
洋杖
(
すてつき
)
を
突
(
つ
)
いて、京都府下の富豪や寺院をてくてくと
歴訪
(
れきはう
)
する。
蓬生
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
(著)
と、ふところから、
緋
(
あか
)
いふくさ
包
(
づつみ
)
を取り出して、小判や、小粒をザラザラと膝にこぼして見せて
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
謙蔵は女に
挨拶
(
あいさつ
)
して傍にあった新聞
包
(
づつみ
)
の
下駄
(
げた
)
を持って
起
(
た
)
った。女もすうと起って
後
(
うしろ
)
から送って来たが、謙蔵が玄関を降りてもう一度挨拶しようとして
背後
(
うしろ
)
を見た時には、もういなかった。
指環
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
血の気の無い白い唇をポカンと開け、暫く何か考えているらしかったが、やがて上衣の内ポケットから小さな封筒大の油紙
包
(
づつみ
)
を取出して、手探りで私の手に渡して、シッカリと握らせた。
戦場
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
役所よりの
帰途
(
きと
)
、予が家に
立寄
(
たちよ
)
り、今日
俸給
(
ほうきゅう
)
を受取りたりとて、
一歩銀
(
いちぶぎん
)
廿五両
包
(
づつみ
)
二
個
(
こ
)
を
手拭
(
てぬぐい
)
にくるみて
提
(
さ
)
げ来られ、予が
妻
(
さい
)
に
示
(
しめ
)
し、
今日
(
きょう
)
貰
(
もらっ
)
て来ました、
勇気
(
ゆうき
)
はこれに在りとて
大笑
(
たいしょう
)
せられたり。
瘠我慢の説:05 福沢先生を憶う
(新字新仮名)
/
木村芥舟
(著)
▼ もっと見る
これを飛行機のなかで呈示してランチ
包
(
づつみ
)
と交換するのだ。
踊る地平線:04 虹を渡る日
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
花の戸に汽車より
抛
(
ほう
)
る菓子
包
(
づつみ
)
六百五十句
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
人と鞄と旅行免状とランチ
包
(
づつみ
)
とボウイさんとの。
踊る地平線:04 虹を渡る日
(新字新仮名)
/
谷譲次
(著)
包
常用漢字
小4
部首:⼓
5画
“包”を含む語句
風呂敷包
引包
紙包
一包
黄包車
上包
包物
金包
莚包
袱紗包
小包
菰包
二包
皮包
押包
藁包
竹皮包
革包
麺包
包囲
...