づつみ)” の例文
毎日洋服を着て書類を入れた風呂敷づつみ小脇こわきはさんで、洋杖すてつきいて、京都府下の富豪や寺院をてくてくと歴訪れきはうする。
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
と、ふところから、あかいふくさづつみを取り出して、小判や、小粒をザラザラと膝にこぼして見せて
雪之丞変化 (新字新仮名) / 三上於菟吉(著)
謙蔵は女に挨拶あいさつして傍にあった新聞づつみ下駄げたを持ってった。女もすうと起ってうしろから送って来たが、謙蔵が玄関を降りてもう一度挨拶しようとして背後うしろを見た時には、もういなかった。
指環 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
血の気の無い白い唇をポカンと開け、暫く何か考えているらしかったが、やがて上衣の内ポケットから小さな封筒大の油紙づつみを取出して、手探りで私の手に渡して、シッカリと握らせた。
戦場 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
役所よりの帰途きと、予が家に立寄たちより、今日俸給ほうきゅうを受取りたりとて、一歩銀いちぶぎん廿五両づつみ手拭てぬぐいにくるみてげ来られ、予がさいしめし、今日きょうもらって来ました、勇気ゆうきはこれに在りとて大笑たいしょうせられたり。
これを飛行機のなかで呈示してランチづつみと交換するのだ。
踊る地平線:04 虹を渡る日 (新字新仮名) / 谷譲次(著)
花の戸に汽車よりほうる菓子づつみ
六百五十句 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
人と鞄と旅行免状とランチづつみとボウイさんとの。
踊る地平線:04 虹を渡る日 (新字新仮名) / 谷譲次(著)