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動搖
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どよ
ふりがな文庫
“
動搖
(
どよ
)” の例文
新字:
動揺
と、云ふとドツと一時に
動搖
(
どよ
)
めいて一崩れ、ばたばたと男の後を追うて、津浪が押し寄せた樣、逸早く合點した連中は、聲を擧げて突貫した。
二十三夜
(旧字旧仮名)
/
萩原朔太郎
(著)
『
大佐
(
たいさ
)
來
(
きた
)
!
大佐
(
たいさ
)
來
(
きた
)
る!
櫻木大佐
(
さくらぎたいさ
)
の
電光艇
(
でんくわうてい
)
來
(
きた
)
る※。』と
叫
(
さけ
)
ぶ
響
(
ひゞき
)
は
砲聲
(
ほうせい
)
の
絶間
(
たえま
)
、
全艦
(
ぜんかん
)
に
鳴
(
な
)
り
渡
(
わた
)
ると、
軍艦
(
ぐんかん
)
「
日
(
ひ
)
の
出
(
で
)
」の
士官
(
しくわん
)
水兵
(
すいへい
)
一時
(
いちじ
)
に
動搖
(
どよ
)
めき。
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
開
(
あけ
)
よ/\と制しけるゆゑ人々
動搖
(
どよ
)
めき合て
片寄
(
かたよら
)
んとする時彼の文右衞門が女房お政は
具足櫃
(
ぐそくびつ
)
を
脊負
(
せおひ
)
差替
(
さしがへ
)
の大小等を
引抱
(
ひきかゝ
)
へし事なれば女の力にては人を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
渦卷く焔と煙の中に、死の苦鬪を續くる東海坊の淺ましい姿を眺めて、動きもならず
動搖
(
どよ
)
み打つのです。
銭形平次捕物控:111 火遁の術
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
さと
帛
(
きぬ
)
を裂くが如き四絃一撥の琴の音に
連
(
つ
)
れて、繁絃急管のしらべ洋々として響き亙れば、堂上堂下
俄
(
にはか
)
に
動搖
(
どよ
)
めきて、『あれこそは隱れもなき四位の少將殿よ』、『して
此方
(
こなた
)
なる
壯年
(
わかうど
)
は』
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
▼ もっと見る
先には彼を見しばかり猶全軍は
動搖
(
どよ
)
めきぬ
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
と、
四五人
(
しごにん
)
口々
(
くち/″\
)
に
動搖
(
どよ
)
み
立
(
た
)
つ。
画の裡
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
群衆は
動搖
(
どよ
)
みを打ちました。黒船町の利三郎の話が、思ひの外に根強い
據
(
よ
)
りどころを持つて居たのです。
銭形平次捕物控:177 生き葬ひ
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
動搖
(
どよ
)
めく彌次馬。それを掻きわけて靜かに入つて來たのは、四十前後の立派な浪人者でした。
銭形平次捕物控:065 結納の行方
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
水の上は
唯
(
たゞ
)
ならぬ騷ぎ、沸き立つ興奮にかき立てられて、橋の群衆も
動搖
(
どよ
)
みを打ちます。
銭形平次捕物控:310 闇に飛ぶ箭
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
小屋を埋むる客は、この刺戟的な
情景
(
シーン
)
に
動搖
(
どよ
)
みを打ちました。
銭形平次捕物控:016 人魚の死
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
竹矢來を圍む數千の群衆は、ドツと
動搖
(
どよ
)
みを打ちました。
銭形平次捕物控:105 刑場の花嫁
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
動搖
(
どよ
)
み打つ群衆の中へ、サツと飛び込むのです。
銭形平次捕物控:307 掏られた遺書
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
動
常用漢字
小3
部首:⼒
11画
搖
部首:⼿
13画
“動”で始まる語句
動
動悸
動揺
動物
動顛
動作
動機
動静
動物園
動坂