判事はんじ)” の例文
そのとき判事はんじはしばらくわたしを郡立刑務所ぐんりつけいむしょへ送っておいて、いずれ巡回裁判じゅんかいさいばんの回って来るまで待つことにしようと言いわたした。
其一人そのひとり法學士はふがくしとなつていま東京地方裁判所とうきやうちはうさいばんしよ判事はんじをしてます。けれども彼等二人かれらふたりぼくおなじく大島小學校おほしませうがくかう出身しゆつしんなることをいまでもぼくおなじやうにほこ感謝かんしやしてるのです。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
今日こんにちになつて見ると、右の会員の変遷へんせんおどろもので、其内そのうち死亡しばうしたもの行方不明ゆくへふめいもの音信不通いんしんふつうものなどが有るが、知れてぶんでは、諸機械しよきかい輸入ゆにふ商会しやうくわいもの一人ひとり地方ちはう判事はんじ一人ひとり
硯友社の沿革 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
判事はんじ
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
判事はんじが子どもをれて寺へはいったどろぼうの捕縛ほばくを待つために、わたしはとうとう放免ほうめんされなかった。
矢張やはり書籍ほんからうぢやないか』と判事はんじこたへた。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
部屋は大きなまどと、高い天井てんじょうがあって、りっぱなかまえであった。判事はんじは高い台の上にこしをかけていた。その前のすぐ下には、ほかの三人の裁判官さいばんかんがこしをかけていた。
如何どうだらう』と判事はんじ一案いちあんした。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)