“はんじ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
判事30.8%
半次30.8%
頒示7.7%
半時7.7%
半耳7.7%
煩事7.7%
飯餌7.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
其一人そのひとり法學士はふがくしとなつていま東京地方裁判所とうきやうちはうさいばんしよ判事はんじをしてます。けれども彼等二人かれらふたりぼくおなじく大島小學校おほしませうがくかう出身しゆつしんなることをいまでもぼくおなじやうにほこ感謝かんしやしてるのです。
日の出 (旧字旧仮名) / 国木田独歩(著)
そう申しては口幅っとうございますが、先ずこう申す五郎助七三郎が筆頭で、それから夜泣よなきの半次はんじさかずり金蔵きんぞうけむり与兵衛よへえ節穴ふしあな長四郎ちょうしろう。それだけでございます
怪異暗闇祭 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)
毎々つねづね申され候事に、神道を明白に人々の腹へ入る如く書を著し、 天朝より開板して天下へ御頒示はんじされたしとしきり祈念きねん仕り居られ候。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
おもえらく、天朝より教書を開板して天下に頒示はんじするにかずと。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
西洋せいやうにては一晝夜いつちうやを二十四に分つゆゑ、の一日本につぽんきう半時はんじなり。其半時そのはんじを六十にわかつて、これを一分時ぶんじ(ミニウト)といふ。またこの一分時ぶんじを六十にわけて一「セカンド」とふ。
改暦弁 (旧字旧仮名) / 福沢諭吉(著)
また老人の親戚しんせき中に耳がはなはだ小さなものがあったので、彼はその人のために新たに半耳はんじと命名したという。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)
秀吉はたくさんな客に会い、また以来不沙汰の毛利家へ、その夕、使いを出したりしていたが、煩事はんじ一掃のあと、やっと由己をあいてに一盌いちわんの茶をのみながら
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
およそ子なき婦人、酒肴しゅこう、花果、飯餌はんじを以て老猴にいのれば、喜んですなわち食い、衆猴その余りを食う。したがって雌雄二猴あり、前に来って交感し、婦人これを見て帰れば孕む。