“はんとき”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
半刻79.3%
半時13.3%
半晌6.9%
一時間0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「あと半刻はんときぐらいだと思います」と登は云った、「意識もないし、もう苦痛も感じないでしょう、半刻はもたないかもしれません」
ものゝ半時はんときとたちません中に、枕もとに居ります弟子の耳には、何とも彼とも申しやうのない、氣味の惡い聲がはいり始めました。
地獄変 (旧字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
お役目柄、御奉行様は半晌はんときでも対座なさりますれば必ず相手の人物をお見抜き遊ばす方でございます。
殺された天一坊 (新字新仮名) / 浜尾四郎(著)
この勢いで走ったならば、四里の道程みちのりなどは一時間はんとき足らずで、走り抜けてしまうことであろう。
生死卍巴 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
一時間はんときあまり待ってやろう。加勢の勢の来るのを待って、茅野雄を処分してやろう)
生死卍巴 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)