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切落
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きりおと
ふりがな文庫
“
切落
(
きりおと
)” の例文
「ただ、ある所で京子さんの右の腕を見たんです。確に
見覚
(
みおぼえ
)
のある、お嬢さんの手首を見たんです。肘の所から
切落
(
きりおと
)
された腕丈けを」
恐怖王
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
ずんと
切落
(
きりおと
)
せば掃部は
堪
(
たま
)
らず
尻居
(
しりゐ
)
に
動
(
どう
)
と
倒
(
たふ
)
れつゝヤア
殘念
(
ざんねん
)
や
恨
(
うら
)
めしや
欺
(
だま
)
し討とは
卑怯
(
ひけふ
)
未練
(
みれん
)
是重四郎殿何者か我が
足
(
あし
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
それに、今
切落
(
きりおと
)
した娘の黒髪とを形見に残して、喜んで再び庭より飛石伝えに
中門
(
ちゅうもん
)
へ
出
(
い
)
で
行
(
ゆ
)
く姿を見ると、
最早
(
もはや
)
今は全くこの世を
思切
(
おもいき
)
りしものか、不思議な事は、スラリとしたその振袖姿の
雪の透く袖
(新字新仮名)
/
鈴木鼓村
(著)
床
(
ゆか
)
の
上
(
うえ
)
へ
切落
(
きりおと
)
してしまいました。
ラプンツェル
(新字新仮名)
/
ヤーコプ・ルートヴィッヒ・カール・グリム
、
ヴィルヘルム・カール・グリム
(著)
も云ず
拔打
(
ぬきうち
)
に
提灯
(
ちやうちん
)
バツサリ
切落
(
きりおと
)
せば音吉はきやツと一聲立たる
儘
(
まゝ
)
土手
(
どて
)
より
動
(
どう
)
と
轉
(
まろ
)
び
落
(
おち
)
狼藉者
(
らうぜきもの
)
よと
呼
(
よば
)
はりながら雲を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
放
(
はな
)
れて十町ばかり
野合
(
のあひ
)
へ掛る處へ向ふより二人の旅人
通
(
とほ
)
り
掛
(
かゝ
)
り幸之進が馬の
脇
(
わき
)
を行違ふ時
拔手
(
ぬくて
)
も見せず右の片足をばつさり
切落
(
きりおと
)
しければ幸之進はアツト
云
(
い
)
ひ
樣
(
さま
)
馬より落る處を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
落
常用漢字
小3
部首:⾋
12画
“切”で始まる語句
切
切支丹
切尖
切先
切羽
切々
切符
切歯
切迫
切通