“冬時(とうじ)” の例文
冬時(とうじ)此(この)河(かは)に灌水(くわんすゐ)を行(おこな)ふには、豫(あらかじ)め身體(しんたい)を入(い)るゝに足(た)る孔穴(こうけつ)を氷(こほり)を破(やぶ)りて設(まう)け置(お)き、朝夕(あさゆふ)此(この)孔穴(こうけつ)に身(み)を沒(ぼつ)して灌水(くわんすゐ)を行(おこな)ふ。
命の鍛錬 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
北海道(ほくかいだう)に移住後(いぢゆうご)、冬時(とうじ)余(よ)の服裝(ふくさう)は、内地(ないち)に在(あ)りし時(とき)と殆(ほと)んど異(こと)ならず。而(しか)して當地(たうち)の寒氣(かんき)を左程(さほど)に感(かん)ぜざるのみならず、凍傷(とうしやう)等(とう)に一度(いちど)も犯(をか)されたる事(こと)あらず。
命の鍛錬 (旧字旧仮名) / 関寛(著)
數十年前(すうじふねんぜん)より行(おこな)ひ居(を)れる灌水(くわんすゐ)は、北海道(ほくかいだう)に移住後(いぢゆうご)、冬時(とうじ)と雖(いへど)も怠(おこた)りたる事(こと)あらず。此(この)地(ち)には未(いま)だ井戸(ゐど)なきを以(もつ)て、斗滿川(とまむがは)に入(い)りて行(おこな)へり(飮用水(いんようすゐ)も此(この)川(かは)の水(みづ)を用(もち)ゆ)
命の鍛錬 (旧字旧仮名) / 関寛(著)