トップ
>
儉約
>
けんやく
ふりがな文庫
“
儉約
(
けんやく
)” の例文
新字:
倹約
心に悲しみ居けるが御
儉約
(
けんやく
)
成
(
なさ
)
るゝは
結構
(
けつこう
)
の事なれ共御相續の御養子は御家を御
繼
(
つが
)
せ成さる大事の御方なり其大切なる御養子持參金を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
「それは大層間違つた
儉約
(
けんやく
)
でしたね。」と、今再び、話の意味が解つたフェアファックス夫人が口を出した。
ジエィン・エア:02 ジエィン・エア
(旧字旧仮名)
/
シャーロット・ブロンテ
(著)
「フン、女の
癖
(
くせ
)
に二合も
飮
(
い
)
けりや
豪儀
(
がうぎ
)
だゼ。」とお房は
冷
(
ひやゝか
)
に謂ツて、些と傍を向き、「だツて、
一月
(
ひとつき
)
儉約
(
けんやく
)
して
御覧
(
ごらん
)
なさいな、チヤンと
反物
(
たんもの
)
が一
反
(
たん
)
購
(
か
)
へますとさ。」
平民の娘
(旧字旧仮名)
/
三島霜川
(著)
けれども、
淡泊
(
たんぱく
)
で、
無難
(
ぶなん
)
で、
第一
(
だいいち
)
儉約
(
けんやく
)
で、
君子
(
くんし
)
の
食
(
く
)
ふものだ、
私
(
わたし
)
は
好
(
すき
)
だ。が
言
(
い
)
ふまでもなく、それどころか、
椎茸
(
しひたけ
)
も
湯皮
(
ゆば
)
もない。
金魚麩
(
きんぎよぶ
)
さへないものを、
些
(
ちつ
)
とは
増
(
まし
)
な、
車麩
(
くるまぶ
)
は
猶更
(
なほさら
)
であつた。
間引菜
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
また
古墳
(
こふん
)
の
中
(
なか
)
には
横穴
(
よこあな
)
といつて、
山
(
やま
)
の
崖
(
がけ
)
のようなところに、
横
(
よこ
)
に
穴
(
あな
)
をあけたのがあります。つまり
塚
(
つか
)
をこしらへるのを
儉約
(
けんやく
)
して、
自然
(
しぜん
)
の
崖
(
がけ
)
を
利用
(
りよう
)
し、たゞ
部屋
(
へや
)
だけを
作
(
つく
)
つたものといふことが
出來
(
でき
)
ます。
博物館
(旧字旧仮名)
/
浜田青陵
(著)
▼ もっと見る
請取るに半分は
遣
(
つかは
)
し叔母女房の衣食の
足
(
たし
)
になし殘る所は主人へ預け
儉約
(
けんやく
)
を第一として勤め居たり
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
構
(
かま
)
はぬ
繁昌
(
はんじやう
)
の地故出入場はなけれども少しづつの
錢儲
(
ぜにまうけ
)
は
有
(
ある
)
により己一人身と
云
(
いひ
)
元來
(
ぐわんらい
)
大坂生れの事なれば
儉約
(
けんやく
)
して
消光
(
くらす
)
中
(
うち
)
段々得意場も出來
始
(
はじ
)
め廿兩ばかりの
代呂物
(
しろもの
)
も四年目には五六十兩の
代呂物
(
しろもの
)
を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
儉
部首:⼈
15画
約
常用漢字
小4
部首:⽷
9画
“儉約”で始まる語句
儉約人