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不注意
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ふちゅうい
ふりがな文庫
“
不注意
(
ふちゅうい
)” の例文
老人
(
ろうじん
)
は
食料
(
しょくりょう
)
なしに旅をするような
不注意
(
ふちゅうい
)
な人ではなかった。かれは
背中
(
せなか
)
にしょっていた
背嚢
(
はいのう
)
から一かたまりのパンを出して、四きれにちぎった。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
「どこの
子
(
こ
)
だろう……かわいそうに。そして、
親
(
おや
)
たちは、また、なんという
不注意
(
ふちゅうい
)
なんだろう……。うちの
正坊
(
しょうぼう
)
は、いまごろどうしているかしらん……。」
銅像と老人
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
容疑
(
ようぎ
)
はぜつたいにかからないものときめていたのですが、そんな
小
(
ちい
)
さな
不注意
(
ふちゅうい
)
がもとで、とうとう
疑
(
うたが
)
いがかかつたというのは、
正直
(
しょうじき
)
なところ、まことに
残念
(
ざんねん
)
でもあり、また
悪
(
わる
)
いことは
金魚は死んでいた
(新字新仮名)
/
大下宇陀児
(著)
かれは、
自分
(
じぶん
)
の
不注意
(
ふちゅうい
)
だったつぐないとして、あとの一つを
大事
(
だいじ
)
にしました。やがて、それは、
初夏
(
しょか
)
の
空
(
そら
)
の
下
(
した
)
で、
白
(
しろ
)
い
清
(
きよ
)
らかな
感
(
かん
)
じのする
香気
(
こうき
)
の
高
(
たか
)
い
花
(
はな
)
を
開
(
ひら
)
きました。
雲のわくころ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
きっと、
主人
(
しゅじん
)
は、ああ
自分
(
じぶん
)
が
悪
(
わる
)
かった、
不注意
(
ふちゅうい
)
だったとさとって、これから、あの
小僧
(
こぞう
)
さんや、ほかの
小僧
(
こぞう
)
さんたちをかわいがるにちがいない。みんな
日本人
(
にっぽんじん
)
ですもの……。
波荒くとも
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
▼ もっと見る
「そうだと
思
(
おも
)
います。しかし、
私
(
わたし
)
の
不注意
(
ふちゅうい
)
から、ご
心配
(
しんぱい
)
をかけましてすみません。」
空晴れて
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あんまり、あんたは
虫
(
むし
)
がよすぎる、この
金
(
かね
)
の
出入
(
でい
)
りのせわしい
暮
(
く
)
れに、
自分
(
じぶん
)
の
不注意
(
ふちゅうい
)
から
金
(
かね
)
をなくしたといって、また
貸
(
か
)
せというのは。こちらもいそがしいので、いちいちたのみをきいていられない。
万の死
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そして、いちばん
困
(
こま
)
ったことには、なにか
自分
(
じぶん
)
の
不注意
(
ふちゅうい
)
で、
失敗
(
しっぱい
)
をしたものが、
白
(
しろ
)
い
影
(
かげ
)
を
見
(
み
)
たからといって、ほんとうは、
見
(
み
)
もしないのに、すべての
過失
(
かしつ
)
を
白
(
しろ
)
い
影
(
かげ
)
に
帰
(
き
)
してしまったことでありました。
白い影
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
不
常用漢字
小4
部首:⼀
4画
注
常用漢字
小3
部首:⽔
8画
意
常用漢字
小3
部首:⼼
13画
“不注意”で始まる語句
不注意な誤謬