“一心不乱”のいろいろな読み方と例文
旧字:一心不亂
読み方割合
いっしんふらん80.0%
いつしんふらん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
見れば、うしろの車には、ひとりのおまわりさんが、および腰になって、一心不乱いっしんふらんに前方を見つめ、何か大声にわめいているではありませんか。
怪人二十面相 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
蛾次郎はいもくしをほうりだして、げるわ逃げるわ、むちゅうでにげた——一心不乱いっしんふらんに、あかるいほうへかけだした。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
けて、けて、あぶない。』と両方りやうはうあしゆびしろいのと、をとこのと、十本じふぽんづゝを、ちら/\と一心不乱いつしんふらんみつめながら、あたか断崖だんがいりるやう、天守てんしゆしたごとながるゝか、とえた。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)