“わかさま”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
若様60.0%
若樣40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ねえ、ゴテルのおばあさん、うしてあんたのほうが、あの若様わかさまより、引上ひきあげるのにほねれるんでしょうね。若様わかさまは、ちょいとのに、のぼっていらっしゃるのに!」
大きな声では申されませんが、若様わかさまがたはみなさまどうもお姫様ひいさまがたほどご成績がよろしくない。
苦心の学友 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
言問こととひ曲角まがりかどで、天道てんだうか、また一組ひとくみこれまた念入ねんいりな、旦那樣だんなさま洋服やうふく高帽子たかばうしで、して若樣わかさまをおあそばし、奧樣おくさま深張ふかばり蝙蝠傘かうもりがさすまして押並おしならあとから、はれやれおひとがついてぶらなり。
弥次行 (旧字旧仮名) / 泉鏡花(著)
見てやれ/\若樣わかさまか此のお寒いのによくまづ御出遊ばしたお松樣もお花樣もさぞかし御寒おさむいことで御座んせう先々早ふ此方へと案内あんないしけるに兩人は藤三郎をともなおく這入はひれば惣右衞門は待構まちかまへし事ゆゑ我を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)