“れうけん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
料簡48.6%
了簡40.0%
了見8.6%
料見2.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ぼつちやん、こんな世迷言よまひごとまをしまして、今更いまさら貴下あなたに、おわびねがつて、またかゝりたいのうのとまをします、うした料簡れうけんではござりませんが
月夜車 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
金時計きんどけいだの金鎖きんぐさりいくつもならべてあるが、これもたゞうつくしいいろ恰好かつかうとして、かれひとみうつだけで、ひたい了簡れうけん誘致いうちするにはいたらなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
が、それてもおかせください。おみゝはいれば、わたくしわたくしだけで、うけたまはつたことゝ了見れうけんします。香村雪枝かむらゆきえつてふんです。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
「来年は工場を拡めるけえ、われにも来て貰ひたい云うていんだがな、いつまでも此のまゝでをるよりかさうする方がえと思ふが、わりや、どういふ料見れうけんか知らんてな。」
煤煙の匂ひ (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)