“よきもの”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
好者16.7%
善者16.7%
宜者16.7%
能物16.7%
良者16.7%
駿者16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つゝしみ居ければ主人五兵衞は此久兵衞が年頃といひ萬端ばんたん如才じよさいのなき者ゆゑ大いに心にかな好者よきもの
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
おそろしくしかつけたりこはい白眼にらめますから久兵衞ほど怕者こはいものは御座りません夫れに引替ひきかへ若い者重助は誠に好者よきものにて若旦那々々々と云て大事にしてくれますと申すに越前守殿夫れにて分つたりさがれ/\と申されしかば私しの御内儀おかみさんは呉々くれ/″\御歸おかへくださいましと言つゝ白洲を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
しかし大体はこの確信のもとに自由に彼のジヤアナリズムを公けにした。「一人の外に善者よきものはなし、即ち神なり」
続西方の人 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
手傳てつだひなどするにぞ夫婦は大によろこ餠類もちるゐは毎日々々賣切うりきれて歸れば今はみせにて賣より寶澤がそとにてあきなふ方が多き程になり夫婦は宜者よきもの
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
見て世の中に能物よきもの醫者いしやなり何程の療治れうぢ出來できずとも流行出せばかくの如し我も故郷は勘當され此江戸へ來りて所々しよ/\方々はう/″\彷徨さまようばかりにて未だ何の仕出しいだしたる事もなくこれぞと云身過みすぎの思ひ付もなきをりなれば此上は何卒なにとぞして我も醫師いしやとなり長棒ながぼう駕籠かごにて往來なし一身の出世しゆつせ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
またもし明らかなる目を興りしといふことばにむけなば、こは數多くして良者よきものまれなる王達にのみかゝはるをみむ 一〇六—一〇八
神曲:03 天堂 (旧字旧仮名) / アリギエリ・ダンテ(著)
支那にも果下馬双脊馬など立ちて高さ三尺をえぬものありその駿者よきものに両脊骨ありという。