“すきしゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
数寄者64.7%
数奇者17.6%
好者5.9%
好色者5.9%
茶湯者5.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それがの正雪の絵馬であった。この会に集まるほどの者は、いずれも多左衛門に劣らぬ数寄者すきしゃであるから、勿論その絵馬を知っていた。
半七捕物帳:50 正雪の絵馬 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
いずれ数奇者すきしゃで、彫刻を見るのが珍しいのであろう位に思っていた。風采の上から、まず自分の見当は違うまいなど思っていた。
だから、奥州の伊達侯などは、六十余万石の領主であり、大の煙草の好者すきしゃといわれているが、祐筆ゆうひつ御日常書ごにちじょうがきによると
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
わけて、好色者すきしゃの師直であってみれば、いや師直ならずともである。
私本太平記:13 黒白帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「一興ある茶湯者すきしゃでございます。堺の住人とか申しますことで」
五右衛門と新左 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)