“かうしよくもの”の漢字の書き方と例文
語句割合
好色者100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かくし居たりける然るに其頃芝明神前に藤重ふぢしげと云る淨瑠璃語じやうるりかたりの女有しが容貌かほかたち衆人にすぐれ心やさしき者なる故弟子でしも多く日々ひゞ稽古けいこたゆる隙なく繁昌しける此所へ吾助は不※ふと稽古せんものと這入込はひりこみたるが好色者かうしよくものくせなれば藤重ふぢしげ嬋娟あてやかなる姿にまよひ夫よりは稽古に事せ日夜入浸いりびたりに行きけるが流石さすがに云寄便よるたよりもなく空敷むなしく月日を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)