“数寄者:すきしゃ” の例文
“数寄者:すきしゃ”を含む作品の著者(上位)作品数
高村光雲3
吉川英治2
岡本綺堂2
柴田宵曲1
野村胡堂1
“数寄者:すきしゃ”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 彫刻 > 彫刻史 各国の彫刻3.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.1%
文学 > 日本文学 > 詩歌0.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
十月に入ると、信長は、妙心寺で茶会などひらいた。さかいや京の数寄者すきしゃが大勢集まった。いつか秀吉が、信長にささやいて、
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
この会に集まるほどの者は、いずれも多左衛門に劣らぬ数寄者すきしゃであるから、勿論その絵馬を知っていた。
半七捕物帳:50 正雪の絵馬 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
白鬚しらひげ牛頭天殿ごずてんでんこい白魚しらうお……名物ずくめのこの向島のあたりは、数寄者すきしゃ通人つうじんの別荘でいっぱいだ。
丹下左膳:02 こけ猿の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)
主人は代々上品な数寄者すきしゃであって、いろいろその頃の名工の作など集められた。
壁に蔦などをわせて住んでいるが、必ずしも数寄者すきしゃというわけではない。
古句を観る (新字新仮名) / 柴田宵曲(著)
これは、注文者がもし素人しろうと数寄者すきしゃとでもいうのであれば、あるいはそうすることも時宣じぎってかまわぬことでもあろうが、若井氏は商売人である。
茶事に用いる三つ羽箒には野雁やがんの尾羽を好しとするが、その中でも黒に白斑のあるのを第一とし、白に黒斑のあるのを第二とし、数寄者すきしゃは非常に珍重するので、その価も高い。
半七捕物帳:61 吉良の脇指 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
手を貸したのは諸方に浮浪していた一族の誰彼たれかれ、南部家下屋敷の隣、昔数寄者すきしゃが建ててそのままになっていた庵を手に入れて、ここまで仕事を運んだのを平次に見破られたのです。
作品の数が少なければ、値段は高い! 値段が高価ならば、少禄しょうろくの者ではまず手中しがたい! しがたいとするなら、いうまでもなく高禄の者が、それもよほどの数寄者すきしゃ好事家こうずかが、買うか、たせたかに相違ないのです。
私はその話を聞いて、あの竹内さんは数寄者すきしゃで変ったことが好きだから、町内の催しで、変った風をして行列の中に交ったのであろう、元禄風俗を研究したりしていなすったから、きっとその時代の故実を引っ張り出して面白い打扮なりをやったのであろう、など私は話したことでありました。
そこで——と改まると、変に取るかも知れないが、実は私のお出入先のお屋敷で、吉良様は、有名な数寄者すきしゃでいらっしゃるし、わけても普請道楽というお噂だが、いったい、お住居すまいなどの間取りはどんな凝り方か、御邸内の図面でもあったら見たいものだが——と仰しゃるお方があるのだ。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)