“白鬚”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
しらひげ93.3%
しろひげ6.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
水が凍らないように、長い棒でしょっちゅう水面をばしゃばしゃかきまぜ、叩いていた。白鬚しらひげまじりの鬚に氷柱をさがらした老人だった。
国境 (新字新仮名) / 黒島伝治(著)
三囲みめぐりから白鬚しらひげ、遠くは木母寺もくぼじまで肩摩轂撃けんまこくげき、土手際にはよしず張りの茶店、くわいの串ざしや、きぬかつぎを売り物に赤前垂が客を呼ぶ。
明治世相百話 (新字新仮名) / 山本笑月(著)
雪子の父の白鬚しろひげの品の好いお爺さんは、「頼んでも大江へ貰うて貰へばよかつたのに」と、残念がつてゐるとのことを私は人伝ひとづてに聞いた。
途上 (新字旧仮名) / 嘉村礒多(著)