“ひとしづく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
一滴62.5%
一雫37.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雪は活物いきたるものにあらざれどもへんずるところ活動はたらきの気あるゆゑに、六出りくしゆつしたるかたち陰中いんちゆう或はやうかたど円形まろきかたちしたるもあり。水は極陰ごくいんの物なれども一滴ひとしづくおとす時はかならず円形ゑんけいをなす。
するつもりだつたと思ふよ。長崎屋は下戸で酒は一滴ひとしづくも呑まないから、これは下手人にする
銭形平次捕物控:167 毒酒 (旧字旧仮名) / 野村胡堂(著)
いのちの一雫ひとしづく
有明集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
いまかんがへると、それが矢張やつぱり、あの先刻さつきだつたかもれません。おなかをりかぜのやうに吹亂ふきみだれたはななかへ、ゆき姿すがた素直まつすぐつた。が、なめらかなむねちゝしたに、ほしなるがごと一雫ひとしづく鮮紅からくれなゐ
人魚の祠 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)